


いや、いま「レインマン」っていう映画見てたんですよ。

確かにあれは良いよな。

実際あんなことできるんですかね?

だけど似たようなことをする方法はあるぞ?


カウンティングってやつだ。

もしかしてカウンティングをマスターしたらもっとオンラインカジノで勝てるようになります??

じゃぁ、効果がどれくらいあるか調べてみるか?

- YUKIO
- スロット検証・攻略法担当
/ オンラインカジノ歴10年
ブラックジャックは「ヒット(カードを引く)」か「スタンド(現在の手札で勝負する)」の選択によって勝敗が分かれるから、山札の中にどんなカードが残っているのかが結構重要なんだ。
だから今回は、山札の残りカードを予想する「カウンティング」について解説と検証をしていくぞ。テーブルゲームはカードの切り替えタイミングが不明瞭だが、ライブカジノは実際にカードを切り替えたり補充しているところが見えるから試してみる価値はあるぞ。
だが、ライブカジノのシューには大体4~6セット程度のカードが入っていて同じカードが複数出る場合もあるからそこは覚えておいてくれ。
ブラックジャックのカウンティングって何?どんな意味があるの?
まずはブラックジャックのカウンティングが何かを説明するぞ。
カウンティングっていうのは言葉通り、「カードを数える」ということだ。
ディーラーが場に出したカードを数えていけば、まだ配られていないカードの予想ができるようになる。


なんとなく分かりましたが、カードを数えるだけでなぜ状況が分かるんですか?

これはブラックジャックのルールが関係しているぞ。
カウンティングは「10」のカードの残り枚数を知るためのもの
ブラックジャックのルールでは、「2」~「9」の数字はそのまま使うよな。
だけど、「10」と「J,Q,K」はすべて「10」となる。
だから、カードの1セット52枚のほとんどは「10」で数えることになるんだ。
1セット52枚のカードの内訳
52枚のカードの内訳はこんな感じだな。
- 「A」・・・4枚
- 「1~9」・・・各4枚
- 「10」・・・16枚(10,J,Q,Kの各4枚)
「10」になるカードは全体の30%以上になる
割合でいうと、各数字は52枚中4枚だから約8%。
「10」と数えるカードは52枚中16枚だから約30%。
こんな感じで圧倒的に「10」のカードが多くなるんだ。
カウンティングをする目的は、この「10」になるカードの残り枚数がどれくらいかを知るためにあるんだ。

ブラックジャックのルールは知ってましたが、こう考えたことはなかったです。

ルール上当然のことなんだが、意外とスルーしてしまうところだ。

「10」のカードの残り枚数を知ってどうするんですか?

ブラックジャックのカウンティングのやり方
カウンティングは単純な足し算と引き算をするだけだ。
少し手間が増えるだけで、簡単にできるぞ。
カウンティングの種類はいくつかあるんだが、ここでは初心者向けの「ハイローシステム」について説明していくぞ。
数字を3種類にグルーピングして記録していく
まずは、「A」~「K」のカードを3種類のグループに分けるんだ。
- グループ①:「2」「3」「4」「5」「6」
- グループ②:「7」「8」「9」
- グループ③:「10」「J」「Q」「K」「A」
こんな感じだ。
この分け方はなんとか覚えてくれよ。
で、出てきたカードがどのグループのカードかを見て、足し算と引き算をするだけだ。
- グループ①のカードが出たら「+1」
- グループ②のカードが出たら「0」
- グループ③のカードが出たら「-1」
カードが出てくる度にこの計算をしていけば、あとは立ち回りを変えればいいんだ。


計算自体はそこまで難しいものではないんだ。

立ち回りを変えるっていうのは?
カウンティングの結果によって攻めるか守るかを決める
このやり方で計算して出た結果によって、攻めるのか、守るのかを決めるんだ。
ざっくりいうと、もう一枚引くか、引かないかの指標にするという感じだな。
状況によって立ち回りを決めるときのポイント
状況によって立ち回りを変えるポイントは、ブラックジャックの以下のルールを理解しておくと分かりやすい。
- ディーラーは自分の手札が「17」になるまでカードを追加しなければいけない。
- プレイヤーは自分の好きな時にゲームを降りられる。
この2つの点から、ディーラーはカードを引く枚数が多くなるほど不利になり、バーストしやすいと覚えておこう!
このポイントも踏まえて、カウンティングの結果別に立ち回りの基本を検討してみよう。
カウンティング結果が「0」の場合は「通常通り」
カウンティング結果が「0」ということは、それぞれのグループのカードがまんべんなく残っているということになる。
だから、この時にできることは「通常通り」プレイするということ。
ブラックジャックのストラテジーなどを使ってゲームを進めている場合は、その通りに進めればいい。
【→ブラックジャックのストラテジーを使った検証ブログはこちら】
カウンティング結果が「マイナス」の場合は「守り」
グループ③である「10」「J」「Q」「K」「A」が出たときに「-1」と計算しているわけだ。
カウンティング結果がマイナスということは、グループ①のカードが場にたくさん出ている。
つまり「10」のカードはあまり残っていない。
ということになるな。
この場合は、ディーラーのカードが「17」になるまで、複数のカードを引く可能性が高くなり、バーストしやすい状況と言える。
だから、あまり無理にカードを引いて勝負せず、ディーラーのバーストを待つ「守り」の立ち回りになる。
カウンティング結果が「プラス」の場合は「攻め」
グループ①である「2」「3」「4」「5」「6」が出たときに「+1」とカウンティングしている。
カウンティング結果がプラスということは、グループ③のカードが場にたくさん出ていることになる。
つまり「10」のカードがまだたくさん残っている。
と予想できるわけだ。
この場合は、積極的にカードを引きに行く「攻め」の立ち回りになる。


ただ、大事なのはカウンティング結果の意味をちゃんと理解することだ。



ルールではなくて、あくまでも立ち回りの基準??

自分が今欲しいカードがどれなのか。
そのカードが今出やすい状況なのか、出にくい状況なのかを判断する。
ということだ。

けど、これってオンラインカジノにも通用するのかな?

オンラインカジノでカウンティングの効果はあるの?
オンラインカジノでカウンティングの効果があるかどうかだが、実際に検証しないとわからない部分がある。
通常のランドカジノの場合は、配るカードをセットしている「シュー」がリセットされるタイミングなども分かるから、カウンティングの計算をリセットするタイミングなども読める。
だが、オンラインカジノのテーブルゲームはあくまでもプログラムで動いている。
どこでリセットされているのか。
何セットのカードが設定されているのかも分からない。


いろんなソフトウェア会社が独自のプログラムで開発しているから、ソフトウェアごとに検証してみるしかないな。


ソフトウェア3社のブラックジャックでカウンティング効果を比較検証!
じゃあ、実際にオンラインカジノでブラックジャックのカウンティングに効果があるか検証していくぞ。
今回検証してみるブラックジャックはこの3つだ。
どれもベラジョンカジノでプレイできるゲームだぞ。
- Relax Gaming社「Blackjack Neo」
- Red Tiger社「Red Tiger’s Blackjack」
- NetEnt社「Blackjack」
これだけ検証すれば、ある程度傾向は見えるだろう。
じゃあ、早速検証を始めるぞ!
BJカウンティング検証①Relax Gaming社「Blackjack Neo」
まず検証第一弾はRelax Gaming社の「Blackjack Neo」というゲームを試してみよう。
基本的には1:1のディーラーとの対決になる。
カウンティングはディーラーと自分のカードを出た順番に記録していくぞ。
BJカウンティング検証① 「Blackjack Neo」プレイ動画
BJカウンティング検証① カウンティング記録とゲーム結果
カウンティング検証の第1回目は、上記のような結果になった。
最終的には少しだが利益が残せた形だ。
カウンティング結果を見ると分かるが、数字が増え続けている。
後半になって、なかなかカウンティングの数字が減らなかったということは、52枚1セットのカードの切り替えがどこかで行われているかが分からない。
そもそも52枚のカードをランダムに出している可能性もある。
勝つことはできたが、ここまで明らかにバランスが悪いと、カウンティングをしても効果はないかもしれないな。
BJカウンティング検証②NetEnt社「Blackjack」
さて、2回目の検証はNetEnt社の「Blackjack」でカウンティングをやってみるぞ。
1回目の検証と同じような結果になるなら、カウンティングはオンラインカジノのカジノゲームでは効果がないことになるが・・・。
さてどうだろう。
BJカウンティング検証② 「Blackjack」プレイ動画
BJカウンティング検証② カウンティング記録とゲーム結果
2回目の検証では、カウンティング自体はやりやすいゲームだなと感じた。
というのも、このゲームは勝負が終わってから、次のゲームに行くまで配られたカードが画面上に残ってくれる。
ブラックジャックでカウンティングをするにはおすすめの機種と言える。
ゲームの動向としては、前半はまだデータが少なく、波も小さかったので、予想が難しかった。
だが、後半はデータも取れてきて、予測が当たることも多くなった印象だ。
BJカウンティング検証③ iSoftBet社「BlackJack Multihand」
さて、3つ目の最後の検証を始めよう。
1回目と2回目に関しては、ゲームの違いが顕著に出たが、3回目はどうだろう。
今後のブラックジャック攻略のためにも、いいデータが取れるといいな。
BJカウンティング検証③ 「BlackJack Multihand」プレイ動画
BJカウンティング検証③ カウンティング記録とゲーム結果
3回目の検証結果がこれ↑だ。
最後は少しプラスに振れたが、全体的には安定してバランスを保っていたように感じた。
結果としても負けてしまったが、そこまで大損したわけではない。
1回目の検証と比べると、デッキ(52枚を1セットとしたカードの集まり)の残りを忠実に再現できている印象。
このゲームはさらに検証を重ねる価値がありそうだ。
【総まとめ】オンラインカジノで「カウンティング」は使えるのか?
今日の検証テーマである「オンラインカジノでカウンティングは使えるのか」という点だが・・・
『そこまで当てにしないほうが良い』
という感覚は否めないな。
そもそも1セット52枚できっちり使っていないかもしれないし、どこでデッキ(52枚を1セットとしたカードの集まり)がリセットされているかも確認できない。
ただ、機種による違いはあるので、比較的波の少ない、安定したブラックジャックゲームを見つけてみるのも悪くない。
今回検証したカウンティング結果の違いを比較
すべて30回勝負して打ち切ったわけだが、だいたい1回のゲームで合計160枚のカードが場に出ている。
だいたい3セット分(52枚×3セット=156枚)が配られている感じだな。
こうして並べてみると、1回目の検証で使った「Blackjack Neo」はやはり結果が偏っている。
3セットということは同じ数字のカードが12枚あることになるが、「4」は20枚出ているのに対し、「K」は5枚しか出ていない。
これだけ偏りが強くなると、カウンティングをして予想するのは無理があるな。
最も安定していたのがNetEnt社の「Blackjack」だ。
オンラインカジノでカウンティングを試してみたい人は、ぜひ遊んでみてほしい。
ライブカジノならカウンティングの効果をもっと発揮できる!
もしカウンティングの効果をもっと発揮させたいなら、ライブカジノが断然おすすめだ。
ライブカジノは名前の通り、「ライブ」つまり生中継で繋がっていて、リアルタイムでゲームが進んでいく。
だからテーブルゲームで「もしかしたらあるかもしれない」プレイヤーに不利な設定などを心配する必要もなくなる。
また、シュー(配られる前のカードが入っている箱)が見えているし、カードがリセットされるタイミングも分かる。
しかも、記録だけをとっておいて勝負したいときだけベットすることもできるぞ。
ブラックジャックのカウンティングを極めたい人は、ぜひライブカジノに挑戦してみてくれよな!


なんだKENJI。いたのか。





僕は明日からライブカジノでカウンティング極めます!

KENJI。お前ってほんと素直でいい奴(単純)だよな。

